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コミュニティガイドラインの実施

コミュニティガイドライン実施レポート

2020年1月1日から6月30日
リリース:2020年9月22日

本レポートについて

世界中で何億人もの人々が、エンターテイメント、自己表現、つながりを求めてTikTokを利用しています。私たちは、成長を続けるグローバルコミュニティの中で、 安心安全そしてポジティブな体験を促進することを最優先事項としています。これを実現するには透明性を高めることが不可欠です。

TikTokは、ユーザーにとって安心安全なアプリ環境を確保するため、業界で最も透明性が高く、説明責任を果たす企業になるよう努めています。私たちは、コンテンツ・モデレーション、アルゴリズム、プライバシーとセキュリティの取り組みをTikTok透明化・説明責任情報公開センターで公開することで、有言実行してまいりました。この透明性レポートは、当社のコミュニティガイドラインや利用規約に違反して削除されたコンテンツの数と内容を、当社の考察とともに提供するものです。また、プラットフォーム上で安心安全でポジティブな体験を促進するために、2020年上半期にTikTokグローバルで行った様々な改善点の概要をご紹介します。

レポートデータ

動画

2020年上半期(1月~6月期)には、全世界で104,543,719本の動画がコミュニティガイドラインや利用規約違反として削除されました。これはTikTokにアップロードされた全動画の1%未満でした。上記の動画のうち、96.46%の動画は報告を受ける前に発見され削除されました。また、90.32%の動画は誰にも視聴される前に削除を完了しました。

以下のグラフは、ポリシー違反で削除された動画の数を示しています。動画がコミュニティガイドラインに違反している場合、違反しているポリシーが表示され、削除されます。1つの動画が複数のポリシーカテゴリにカウントされる可能性もあります。

新型コロナウイルスの影響で、インド、ブラジル、パキスタンなどの市場では、違反コンテンツを機械的に検出し自動で削除する作業を多用しました。削除された動画のうち、10,698,297本がコミュニティガイドラインの違反コンテンツとしてフラグを立てられ、自動的に削除されました。これらの動画は上記のグラフには反映されていません。

以下の表は、削除された動画が多い上位5つの市場を表しています。

国名・市場全削除数
インド37,682,924
アメリカ合衆国9,822,996
パキスタン6,454,384
ブラジル5,525,783
イギリス2,949,620

概要

2020年上半期は、アプリ内の安全性、説明責任、ポジティブな体験を促進する上で、ポリシー、製品、パートナーシップにおいてそれぞれ大きな進捗がありました。

ポリシー

2020年の年初に、ポジティブなアプリ環境を促進するために、新しいポリシーを追加してコミュニティガイドラインを改訂いたしました。これには、ヘイトスピーチなど故意の誤情報やミスによる誤情報を防ぐための誤解を招くコンテンツに関するポリシーが含まれます。また、オンラインでの児童の性的搾取と虐待に対抗するための自主原則と、EUの「誤情報に関する実践規範」を支援することを発表しました。

製品

ポリシーの推進

ユーザーが様々な種類の誤情報を簡単に当社に直接報告してレビューを受ける方法を導入し、ポリシーを推進しました。新型コロナウイルスや選挙、気候変動などに関する誤情報など、誤解を招く内容を検証するために、8つの市場でファクトチェック・プログラムを実施しました。また、選挙やBlack Lives Matter、Qアノンのような陰謀など、世論の重要なトピックに関連したハッシュタグによる啓発ページを導入しました。

信頼できる啓発コンテンツの制作と発信

引き続き、アプリ内の安全啓発動画を通じて、ユーザーの皆様にTikTokのポリシーや安全機能についての啓発活動を行いました。また、 デジタルリテラシー啓発のため、10代の子どもとその保護者がインターネットの安全性やTikTokアプリ内のツールの使い方について学べるページ「青少年の皆様へ」を新設しました。 また、メディアリテラシー誤情報について啓発するために、人気クリエイターを起用したTikTok風の啓発動画も制作しました。

私たちは、様々なトピックにおいて、ユーザーが信頼できるコンテンツを視聴できるような取り組みを行いました。新型コロナウイルスが流行し始めた際には、TikTokアプリ内で信頼できるコンテンツの視聴を促進し、世界保健機関(WHO)、国際赤十字連盟、UNICEF・インド、そしてBill Nye the Science GuyやPrince’s Trustなどの公衆衛生と科学に関する著名人の声を集めた教育コンテンツのライブ配信やハッシュタグチャレンジを実施しました。また、ブラックコミュニティをサポートするために、TikTokアプリ内に専用ページを設けることで、Black Music Monthの期間中にはブラックコミュニティのクリエイターやアーティストを称えながら、ユーザーがブラックコミュニティの歴史や団体について学ぶことができるように工夫しました。

TikTokは、業界をリードする青少年向け安全機能を発表し、10代の子どもとその保護者が各々のニーズに基づいてご家族のアカウント設定をカスタマイズできるようにしました。「ペアレンタルコントロール」機能を使用し、保護者が子どものアカウントと連携することで、子どもが視聴できるコンテンツの内容を制限したり、使用制限時間を設定したり、ダイレクトメッセージを送ることのできるユーザーを制限したりすることが可能です。TikTokでは、16歳未満のアカウントは自動的にダイレクトメッセージが無効となり、有害・悪用コンテンツ対策のため画像をダイレクトメッセージで送信することはできません。(注:日本では世界に先駆け2019年4月にペアレンタルコントロール機能を導入済みで、2020年上半期の変更はありません。)

パートナーシップ

当社は、専門家、非営利団体、そしてその他様々な人々からのフィードバックやご意見を大切にしています。それは、私たちのポリシー、製品、および安全性をコミュニティにとってより強固で包括的なものにするためです。2020年上半期には、TikTokは、主要な安全組織と多くの重要なグローバルパートナーシップを締結しました。例えば、National Center for Missing and Exploited Children (NCMEC)やWePROTECT Global Allianceとパートナーシップ締結を行いましたが、これは子どもの性的搾取や虐待対策のためです。インドでは、オンラインでの安全性についての意識を高めるために、インドデータセキュリティ評議会と提携しました。また、米国では、ヘイトスピーチ、AI機能のあり方、青少年の安全などに関する専門家によるTikTokコンテンツ諮問会を設立しました。加えて、様々なバックグラウンドを持つ方々にお集まりいただき、当社のプログラムやプラットフォームにおける多様性、インクルージョンについて支援をいただくCreator Diversity Collectiveを設立しました。

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