Mizkan

目的

既存の料理好きな生活者との関係性を維持しながらも、これまであまり料理を行ってきていない生活者との接点をつくることを目的に実施。本格的で凝った料理よりも利便性や簡便さをもとめる生活者に対し、TikTokならではの短尺動画であれば、より印象的にレシピの簡単さ表現できると考えた。そうした考えのもとで、ミツカンが培ってきたお手軽レシピをより多くの人に届け、新しいターゲットとのエンゲージメント創出することを目的としたレシピ動画を多数公開した。

ソリューション

これまでミツカンがTVCM制作の際に培ってきた、料理を美味しく伝えるノウハウを活かすことはもちろん、計量器具など少しでも簡単さを損なうような印象を与える道具やシーンを使わないことを動画作りでは意識した。また、動画のサムネイルや1カット目に表示されるレシピ名に徹底的に気を配り、TikTokで流行る動画のエッセンスを盛り込んだ。

また、TikTok公式アカウントの運用初期段階から、広告配信も並行して実施。コンテンツの力はもちろん、広告で効率よくリーチ獲得を行うことで、フォロワーとエンゲージメント数を増やし、動画クリエイティブのPDCAサイクルを素早く効率的に回していった。

成果

ミツカンのTikTok公式アカウントは、開設後約8ヶ月で9.6万人以上のフォロワーを獲得し、いいね数は43.2万回を超えた。また、ミツカンの動画は、TikTok内の動画再生数の平均の4倍の再生数となっており、TikTokクリエイターと比べても遜色ないアカウントに成長している。アカウント運用と並行して活用している広告メニューの「コミュニティインタラクション」のCPF（フォロー単価）は、平均対比-85%と、非常に良い結果となった。