目的
Yves Rocher（イヴロシェ）は、植物原料を用い、あらゆる年齢層の女性を対象としたイタリア発の自然派コスメティックブランドです。Yves RocherはTikTokを通して、美意識の高いZ世代・ミレニアルに「ナチュラル・ビューティ」というブランドコンセプトを発信し、ブランドコンセプトの理解、認知を高めていくことを目的としていました。
ソリューション
美意識が高いZ世代・ミレニアルの女性たちは、環境に優しく、健康的で、ありのままの自分を受け入れ、容姿に対する伝統的な認識を変えるという価値観を持っています。Yves Rocher Italiaは、彼女たちに対して、TikTok Infeed広告を利用し、ブランドのコンセプトを発信しました。
Yves Rocher は「Imperfezioni K.O！Scelgo la Natura」（英語「Imperfections K.O！I chose nature」、和文（完璧じゃなくでもいいんだ！私はナチュラルを選ぶ）という広告メッセージを発信。その狙いは、完璧でないことをプラスに捉え、完璧でない状態こそがあなたをあなたらしくするんですよ、と伝えることにありました。
そのブランドメッセージを表現するため、Infeed広告は人気コスメクリエイターを起用し、アップテンポな音楽とナレーションに加え、ボクシングの演出で「K.O」を表現しました。動画のオープニング、中間、エンディングでは、分割画面で商品情報を配置し、キャンペーン趣旨を明確に伝えました。
Yves RocherのコミュニケーションマネージャーであるBarbara Archinàさんは「イタリアYves RocherはTikTokとお仕事することができて本当に光栄でした。今回得られた成果は、数値的なものだけではなく、質においても非常に満足しています。若者の言語、スタイルでブランド情報を自然に届けることができた。」とコメントしました。
結果
測定結果によると、イタリアYves RocherがTikTokにてキャンペーンを実施したことで、Z世代におけるブランド認知度が向上しました。これは期待をはるかに上回る結果でした。Infeed広告のクリック率は1.51%と基準値を大きく上回り、多くのユーザーをブランドのランディングページヘ呼び込むことができました。また、エンゲージメント率は4.40%を達成。これはZ世代がブランドのメッセージに共感し、時間をかけて広告を視聴し、理解する意向が高いことがわかります。
Z世代がコンテンツの注目時間は３秒と言われている中、このような成果を得られたのは、非常に成功と言えます。「完璧でないこと」をテーマにした「完璧」な広告施策でした。
